勉強会
| 開催日 | 2024年12月7日 |
| 場所 | 上尾文化センター |
| 報告者 | 不明 |




| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2024年 12 |
月 07日(土)
集合場所 上尾文化センター 参加者 会員 23名 実施時刻 10:00~15:00世話人 栗原晴夫(代表・写真撮影)福島隆一、塚本歩(機材)、籾山清(受付)
受付に展示されたキノコの彫り物 会長の開会挨拶 発表の様子(1) 発表の様子(2)
年内最後の行事となる、恒例の「きのこ発表・勉強会」が開催されました。今年は例年の、上尾市コミュニティーセンターの研修室の予約がが早くから埋まってしまい、急遽、開催場所を上尾市文化センターに変更し、開催日も変更となりました。変更の案内を、秋ヶ瀬公園観察会の時にチラシを配布、 HP に掲載、会員 ML で送信、それ以外の約30名の方にはハガキを郵送したりしました。しかし申し訳ないことに 名の方から、変更前の12日に「上尾市コミュニティーセンターに来たのだが」という電話をいただきました。この場でお詫び申し上げます。
発表は以下のプログラムで行われました。
1.シイタケ栽培記録・・・・・・・・・・・・・・・・・山本花奈・翔太 2.キノコ大好き小学年生の報告・・・・・・・・・・・・・金川 恵士 胞子の顕微鏡観察 3.2024年に出会ったキノコたち・30種・・・・・・・近藤 芳明 4.硬いキノコ・小さなキノコ・・・・・・・・・・・・・・岡部 正和 2024年に出会ったキノコたち・・・・・・・・・・・樋口 理加子 印象に残ったキノコのデジタル画 6.今年出会ったキノコ15種・・・・・・・・・・・・・・大舘 一夫 こんなところにこんなキノコが 7.光るキノコの人工栽培 ・・・・・・・・・・・・・福島 隆一 発表の先頭は小学生姉弟の山本花奈さんと翔太君です。二人はシイタケ栽培を培地作りから始めようと機材準備から始め、米ぬかを求めてコイン精米機に行ったり、コーヒーかすを分けてもらおうとスターバックスを訪ねたりと、いずれも叶わなかったようですが、奮闘しながら取りくみ、そしてとうとう培地に菌糸が成長していくことを確認できたことを報告してくれました。内容も立派でしたが二人で交互に語る掛け合いがテンポよく、ユーモアもありとても楽しい発表でした。あとはキノコが発生した姿を見るのが楽しみとのことです。
二番目は同じく小学生の金川君が発表してくれました。金川君は 歳の頃からキノコが好きで、今では博物館などでボランティアとしてキノコの紹介をしているそうです。夏休みに胞子の観察をしたく顕微鏡を買ってもらい、最初20種を目標に始めたが夏休みの終わりには、驚いたことになんと222 種に達したそうです。一番大きかった胞子はアミガサタケで一番小さかったのはシマイヌノエフデだったそうです。気にいった胞子はハナビラダクリオキンで、イッポンシメジの仲間は四角形や 角形で面白かったとか。お父さんがプロジェクターで画像を映し、参加者の前に一人で立ちいろいろな胞子について堂々と発表してくれました。あっぱれです。
近藤さんは担子菌類1515種について、形態や顕微鏡観察、またそれぞれに類似したキノコのことなどを詳しく解説してくれました。
担子菌類 スミゾメヤマイグチ、オオウラベニイロガワリ、ニセアシベニイグチ、クロゲナラタケ、ミヤマタマゴタケ、白いイッポンシメジシメジ属、 Entoloma jahanii コシワイタチタケ 青木仮称 、ハダイロガサ、カブラマツタケ、ワヒダタケ、ヒメサビウロコタケ、クシノハシワタケ、アカショウロ、キイロショウロ シロヒナノチャワンタケ、シロヒナノチャワンタケの一種、ニセヒナノチャワンタケ属、トガリケヒナノチャワンタケ、ユガミヒナノチャワンタケ、ユガミヒナノチャワンタケ、ヒメノスキフス フラキシネウス、ニセビョウタケ、 Hymenoscyhua menthae ヤマブキクチガネワンタケ、 Dendrostilbella prasinulus 、ニセコケイロサラタケ、カンムリタケ、ミズベノクズタマタケ、 Neobelonopsis bicola 、シトネタケ 岡部さんは多くの人があまり見向かない固いキノコや小さなキノコに興味があるということで、去年秋に入会し、これまで観察会などで出会った種について見つけた時の様子なども含めて解説し、発表してくれました。 〈発表種〉 カワラタケ、ハカワラタケ、チャカイガラタケ、シラゲタケ、ヌルデタケ、ウズラタケ、ホウロクタケ、ツガサルノコシカケ、フユノウスキサラタケ、 Hymenoscyphus sp (ニセビョウタケの仲間)、 クロコブタケ、クロコブタケの仲間 樋口さんは昨年は参加できず、絵画作品を印刷したものの展示でしたが、今年はデジタル画をプロジェクターで映してくれました。今年度参加した観察会(川越・狭山、小川元気プラザ、秩父美の山、秋ヶ瀬公園)で出会ったキノコを基に、 つの作品にして発表してくれました。作品はその時見たキノコを 種ずつ描いたもので、キノコの傘の上や間には樋口さんらしく小鳥もいます。それぞれの作品の一つ一つのキノコについて、出会った時の様子や感じたことなどを語りながら紹介してくれました。また昨年全国巡回した作品( B1サイズ、新聞を広げた倍近いの大きさ、会誌35 号の裏表紙に掲載)を今回持って来て皆さんに見てもらう予定でしたが、体調が今一つでしたので運べず実現できなかったそうです。
大舘さんは近くの公園などで見つけた15種のキノコについて、本体や顕微鏡写真を映しながら発表してくれました。それぞれのキノコの形態や色の特徴、顕微鏡での観察についてはより細かく胞子やシスチジアなど解説してくれました。顕微鏡の世界に疎い私にはピンとこない部分が多々あったのですが、氏はその日採ってきたキノコの胞子を見ているだけで 週間楽しめると語っていました。
カワキタケ、ツエタケ、マルミノツエタケ、ヌメリツバタケ、 ニセコナカブリ、ムツノウラベニタケ、ダイダイウラベニタケ、オオカイガラタケ、シラゲタケ、オオマンネンタケ、オオノウタケ、ニセキンカクアカビョウタケ、クロヒメチャワンタケ、カバイロサカズキタケ、カタツブタケ、 発表の最後は福島会長のヤコウタケの人工栽培ついてです。来年は八丈島や韓国からヤコウタケの栽培指導の依頼を受けていて、氏が以前に試みた栽培の記録を画像を通して解説してくれました。栽培に使用したヤシ片が煌々と光始めたのを肉眼で見た時の感動や、デジカメのない時代、フィルムカメラで光るヤコウタケを何時間、何日もかけて撮影した苦労話しなど聞かせてくれました。今では撮影の出来がその場で確認可能ですが、当時は絞りや時間などいろいろ設定して撮影し、業者に現像、プリントを依頼して結果が出るのに数日かかった時代でした。
ホタルや光るクラゲなどは進化していて発光機関というものを持っていて、発光する細胞を集めて光っているが、キノコには発光機関が無く細胞内発光と言って細胞が酵素の力を借りて光っているとのことです。
来年八丈島に行ったら、90cmに切ったっ孟宗竹に植菌したのを 本繋げて70cmにして、それを乱立させたり、飲み終わったヤシの実の中に菌を詰め、それを沢山ぶら下げて光らせたいと考えているそうです。島の観光課がツアーを企画すると思いますので、ぜひ行って見てくださいとのことです。
今回キノコ映像紹介コーナーとして、当日参加出来ない方や、発表するほどの量がないなどという人のために、キノコの写真 枚でもいいので提供下さいと会員MLで呼びかけたのですが、応募はありませんでした。
個々の発表の内容や画像は次号の会誌「いっぽん36号」に掲載する予定です。