美の山公園観察会
| 開催日 | 2012年7月22日 |
| 場所 | 県立秩父美の山公園山頂直下の駐車場 |
| 報告者 | 不明 |
■美の山地区周辺観察会 ■美の山地区周辺観察会 ■美の山地区周辺観察会 開催日:2012年7月22日(日) 開催日:2012年7月22日(日) 集合場所:県立秩父美の山公園山頂直下の駐車場 集合場所:県立秩父美の山公園山頂直下の駐車場 観察地区:県立秩父美の山公園一帯 観察地区:県立秩父美の山公園一帯 参加者:28名 参加者:28名 世話人:大舘一夫、宮井正彦、栗原晴夫 世話人:大舘一夫、宮井正彦、栗原晴夫 鑑定人:福島隆一、大館一夫、西田誠之 鑑定人:福島隆一、大館一夫、西田誠之 報告:栗原晴夫 報告:栗原晴夫


開 会 撮影:河野茂樹開 会 撮影:河野茂樹アジサイ 撮影:河野茂樹アジサイ 撮影:河野茂樹


きのこ撮影 撮影:木幡チヤ子きのこ撮影 撮影:木幡チヤ子きのこ観察 撮影:木幡チヤ子きのこ観察 撮影:木幡チヤ子


鑑定会 撮影:河野茂樹鑑定会 撮影:河野茂樹講 評 撮影:河野茂樹講 評 撮影:河野茂樹
昨年の観察会はハラタケ類のきのこが非常に少なく、鑑定会場にはいわゆる硬いキノコが多く並んでいた。今年は7月17日(頃)梅雨明けがあり二三日暑い日が続いたが、その後はオホーツク高気圧の南下で平年を下まわる気温となり、当日もさほど暑さは気にならなかった。
集合場所の駐車場に会員が集まり始め、地元会員の山口さんが大型のイグチを持ってきて、「今年は去年よりよさそうだよ、ここ数日この辺はまとまった雨はないが霧がかかったような状態だった」と説明され、みな期待を膨らました。また福島会長がハナビラタケのパックを、会員の山木さんが自家製のきゅうりを皆さんにと持ってきてくれて、参加した会員を喜ばせてくれた。そして会長、副会長の挨拶の後、それぞれ採集へ向かった。
私は車で少し下って今まで観たことのないエリアを何か所か歩いてみた。キノコの発生は少なく期待したほどではなかった。それでも昨年に比べたらかなり多くの種に出会うことができた。その中で倒木から出ていた白いキノコが珍しいと思い鑑定会場に持って行った。鑑定の結果はトキイロヒラタケであった。さほど老朽化してもいないのにトキ色の色味がなく、ちょっと驚いた。鑑定会では、鳥のトキ同様キノコのトキも最近元気がなくなっていると皆を笑わせる講評があった。
鑑定会場には多くの種が並べられ、福島、大舘、西田の三氏により次々に同定され91種のキノコが確認された。ハラタケ類は昨年の3倍の60種、昨年は1種のみであったイグチ科においては今回19種と展示テーブルをにぎわせた
鑑定された方からは次のような解説、講評がされた。
大舘氏:
ブドウニガイグチ、オクヤマニガイグチなど二ガイグチの仲間の、特徴や違いついて。
今回初めて確認されたエビウラタケの子実層面の色の特徴、チウロコタケの傷をつけると血が滲んでくる様子をルーペによる観察。
サンコタケの赤いタイプと黄色いタイプが同時に見られることは珍しい。
ヒダに縁のできるキノコについて、またそのできる訳について。
西田氏:
ヒイロウラベニイロガワリは、この美の山では時々見られるが非常に珍しいキノコである、似た種のアメリカウラベニイロガワリやバライロウラベニイロガワリなどを含めての解説。
今回あえてニセツルタケと同定したキノコについて、ツルタケは茶褐色が強く灰黒色は別種であるという新潟の宮内先生の図鑑を紹介。
タマゴテングタケ、ドクツルタケ、シロタマゴテングタケの死の三羽烏について。
福島氏:
ニクウチワタケは今回採取されたもののように団扇型にならないものがあり、いろいろな条件で培養を試みている。
鑑定会とは別に、今3週間で伸びるハタケシメジの培養を試みているが、おいしいキノコなので出来たら皆さんに提供したい。また菌根菌の培養も試みているが、なかなかむずかく頭を悩ませている、細胞表面の分子のやりとりまでイメージし、そのつくりを解明していかなければならない。
近藤氏:
冬虫夏草のカメムシタケ、オサムシタケ、オサムシタンポタケについて、またホウの木の実から出でるホソツクシタケについて。
**確 認 種** 確 認 種**(ハラタケ類)**
(ハラタケ類)
**ヒラタケ科**ヒラタケ科:トキイロヒラタケ:トキイロヒラタケ

トキイロヒラタケ 撮影 栗原晴夫トキイロヒラタケ 撮影 栗原晴夫
**ヌメリガサ科**ヌメリガサ科:アカヤマタケ:アカヤマタケ
**キシメジ科**キシメジ科:オオホウライタケ、カレバキツネタケ、**クロゲシジミタケ**、ダイダイガサ、ハリガネオチバタケ、**ヒメムキタケ**、ヒロヒダタケ


オオホウライタケ 撮影 河野茂樹オオホウライタケ 撮影 河野茂樹ダイダイガサ 撮影 河野茂樹ダイダイガサ 撮影 河野茂樹
**テングタケ科**テングタケ科:カバイロツルタケ、**アカハテングタケ**、オオツルタケ、ガンタケ、コテングタケモドキ、シロタマゴテングタケ、タマゴタケ、ツルタケ、**テングタケダマシ**、**テングツルタケ**、ドクツルタケ、ニセツルタケ、フクロツルタケ、**ミヤマタマゴタケ**




アカハテングタケ
撮影 河野茂樹テングタケダマシ
撮影 河野茂樹ニセツルタケ
撮影 河野茂樹フクロツルタケ
撮影 河野茂樹
**オキナタケ科**オキナタケ科:ツチナメコ:ツチナメコ
**フウセンタケ科**フウセンタケ科:コバヤシアセタケ、シラヒゲアセタケ:コバヤシアセタケ、シラヒゲアセタケ
**イッポンシメジ科**イッポンシメジ科:キイボカサタケ:キイボカサタケ
**ヒダハタケ科**ヒダハタケ科:サケバタケ:サケバタケ
**イグチ科**イグチ科:**シロヤマイグチ**、アイゾメクロイグチ、アカヤマドリ、ウラグロニガイグチ、**オクヤマニガイグチ**、オリーブニガイグチ、**キクバナイグチ**、キッコウアワタケ、クリイロイグチモドキ、クロアザアワタケ、コガネヤマドリ、スミゾメヤマイグチ、タマノリイグチ、ニガイグチモドキ、ヒイロウラベニイロガワリ、ブドウニガイグチ、**ムラサキヤマドリタケ**、**ヨゴレキアミアシイグチ**


ウラグロニガイグチ 撮影 栗原晴夫ウラグロニガイグチ 撮影 栗原晴夫 オクヤマニガイグチ 撮影 河野茂樹 オクヤマニガイグチ 撮影 河野茂樹
**オニイグチ科**オニイグチ科:ミヤマベニイグチ:ミヤマベニイグチ
**ベニタケ科**ベニタケ科ウコンクサハツ、**カバイロハツ 青木(仮)**、カワリハツ、キチチタケ、**キチャハツ**、チギレハツタケ、チシオハツ、**チリメンチチタケ**、ツチカブリ、ドクベニダマシ、ヒロハウスズミチチタケ
**(ヒダナシタケ類)**(ヒダナシタケ類)
**アンズタケ科**アンズタケ科:**ヒナアンズタケ**
**ウロコタケ科**ウロコタケ科:チャウロコタケ、**チウロコタケ**

チャウロコタケ撮影 河野茂樹チャウロコタケ撮影 河野茂樹
**タコウキン科**タコウキン科:**アケボノオシロイタケ**、アミスギタケ、**エビウラタケ**、オシロイタケ、キアシグロタケ、クジラタケ、シラゲタケ、シロカイメンタケ、スジウチワタケモドキ、ツガサルノコシカケ、ツヤウチワタケ、ニクウチワタケ、**ハカワラタケ**、ヒトクチタケ、ホウネンタケ、ホウロクタケ
**(腹菌類)**(腹菌類)
**チャダイゴケ科**チャダイゴケ科:スジチャダイゴケ:スジチャダイゴケ
**アカカゴタケ科**アカカゴタケ科:サンコタケ:サンコタケ

サンコタケ 撮影 河野茂樹サンコタケ 撮影 河野茂樹
**(キクラゲ類)**(キクラゲ類)
**アカキクラゲ科**アカキクラゲ科:ツノフノリタケ、ニカワホウキタケ:ツノフノリタケ、ニカワホウキタケ

ニカワホウキタケ 撮影 河野茂樹ニカワホウキタケ 撮影 河野茂樹
**(子嚢菌類)**(子嚢菌類)
**ノボリリュウタケ科**ノボリリュウタケ科:ナガエノチャワンタケ:ナガエノチャワンタケ
**バッカクキン科**バッカクキン科:オサムシタケ、カメムシタケ:オサムシタケ、カメムシタケ

カメムシムシタケ 撮影 河野茂樹カメムシムシタケ 撮影 河野茂樹
**クロサイワイタケ科**クロサイワイタケ科:マメザヤタケ、**ホソツクシタケ**
**チャワンタケ科**チャワンタケ科:オオチャワンタケ:オオチャワンタケ
**ピロネマキン科**ピロネマキン科:アラゲコベニチャワンタケ:アラゲコベニチャワンタケ
**ヒメカンムリタケ科**ヒメカンムリタケ科:カベンタケモドキ:カベンタケモドキ
以上91種 内、新規21種(太字)